こんにちは、ちょぼです。
みなさん低用量ピルってご存じでしょうか?
私は約2年間、低用量ピルを服用しています。
この記事はこんな人にオススメです!
- ピルを飲もうか迷っている方
- 避妊以外のメリットを知りたい方
- 実際服用した感想を知りたい方
ピルを使おうどうかとまよっている方に、私のありのままの体験をお伝えします。
そもそもピルとは?
まずはピルについて簡単にご紹介します。
ピルとは、月経周期をコントロールしている女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類)が含まれている合成ホルモン剤のことです。
引用:的野ウィメンズクリニック横浜
このように、簡単にいうとホルモン剤ですね。
さらに、ピルは5種類に分かれます。
- 中用量ピル
- 低用量ピル
- 超低用量ピル
- ミニピル
- アフターピル
今回私が使用しているのは”超低用量ピル”です。
含まれているホルモンの量をできるだけ少なく抑えているものがOC(oral contraceptives)、つまり「低用量ピル」と呼ばれるものです。
引用:的野ウィメンズクリニック横浜
ホルモン量で区別されているのですね。
超低用量・低用量ピルのメリット・デメリットとは?
超低用量・低用量ピルの詳細についてご紹介します。
効果
ピルの代表的な効果としては、避妊効果です。
ただ毎日内服することが必要にはなります。
そのほかのメリットを含め、ピルの服用には以下効果があると言われています。
- 避妊
- ニキビの改善
- 月経前症候群の改善
- 子宮体がんの発症率の低下
- 生理痛の軽減
- 生理不順
- 卵巣がんの発症率の低下
まだまだピルの認知は低いと思いますが、ピルは避妊に対する効果だけでなく、女性のライフサイクルを整えて、より生き生きと過ごせるように助けてくれる効果があります。
副作用
超低用量・低用量ピルであっても、あくまでお薬ですので、副作用がでることが心配されます。
- 吐き気
- むかつき
- 乳房のはり/痛み
- 頭痛
- 偏頭痛
- 下腹部痛
- 下痢
- むくみ
- 体重の増加
- 血栓症
服用しはじめて数日間~4・5シートまでくらいに、一時的に症状に現れることがあるそうです。
ピルを服用される方は、このような副作用を早期に発見するためにも、定期的な診察を受けるようにしてください。
費用
費用ですが、ピルの種類や目的によって相場が変わるそうです。
低用量ピルの相場は、1シート2,500~3,000円といわれています。
目的によって相場が変わるといいますが、これは保険適用されるかどうかという部分になります。
避妊を目的とするものや生理を移動するものについては、自費となるようです。
つまり、PMS、生理不順、月経困難症などに用いられる超低用量・低用量ピルは、保険適用となります。
購入方法
購入方法についてですが、現在は以下2点の方法があげられます。
- 病院に来院し診断&購入
- オンライン診断&購入
どちらも医師の方に相談したうえで処方いただくことが可能です。
病院では、オンラインでは受けられない尿検査や内診を受けることもできます。
最初心配な方は病院に来院し、処方していただくのが安心です。
慣れてきたらオンラインでの診断&購入でもよいかと思います。
飲み方
飲み方ですが、ポイントとなるのは1つです。
一定の時間に1日1粒ずつ飲む
忘れそうな方は決まった時間にお知らせしてくれる携帯のリマインド機能で設定しておきましょう。
また、ホルモン剤の入った錠剤を飲むのは、最初の3週間だけです。
処方される種類によって、残りの1週間を休薬するか、ホルモンの成分が入っていない偽薬を服用するかが分かれます。
- 21錠タイプ:21日服用→7日間休薬
- 28錠タイプ:21日実薬服用→7日偽薬服用
私は病院で2種類処方いただいたことがありますが、どちらも21錠タイプでした。
ちなみに飲み忘れた場合は、焦らずに気づいた時点で前日分の1錠をのみ、当日の通常の時間に再度服用すればよいそうです。
私が服用しているものには、下図のように薬の飲み方もきちんと記載されています。
約2年間低用量ピルを使ってみた感想
さてここまで、ピルというものの概要についてご紹介しました。
ここからは、実際に私が使ってみた感想をご紹介していこうと思います。
その前に、私が使用しているピルをご紹介しておきますね。
飲んでいるピルはどんな種類?
- 薬の名前:フリウェル®配合錠ULD「あすか」
- 実薬数:21個
ピンクと白色がメインでとてもかわいらしいパッケージです。
中を開くと、薬の飲み方、副作用についての記載があり、薬が収納されています。
薬の上部分には、いつから飲み始めたのか記載する部分があり、合わせて曜日を入力することで、飲み忘れをおこしにくくしています。
また、薬を飲まない1週間は、このシートを忘れないために、”1日目”~”7日目”の切り取り部分をめくる仕組みになっています。
そもそもどうしてピルを飲み始めたの?
私がピルを飲み始めた一番の理由は、大きく以下2つです。
- 生理不順
- 生理の期間が長く量が多い
もともと、2週間で来たり、2か月たってもこなかったりとものすごく生理周期がばらついていました。
それによって、旅行の日にかぶったり、脱毛とかぶって予定を変更したりということが起きていました。
さらに、私は基本7~9日間ほど生理の期間+1日あたりの量が多かったため、トイレの回数が増えたり、もれていないか気になったりなど、ストレスになっていました。
このストレスから解消されたいと思い、実際お医者さんから話を聞くと、生理に関する問題を解決するためにあるんだよと言っていただきました。
ピル=避妊というイメージが強い気がしますが、生理の問題を解決するという目的で処方していただくというのは間違っていないと認識でき、とても安心したのを覚えています。
実際に服用して感じたメリット
今までご紹介した効果・副作用、そして私自身の生理に対する問題を踏まえて、実際に服用してみて感じたメリットをご紹介します。
- 決まった時期に生理が来る!
- 期間が短い&量が少ない!
- 生理痛がほぼ無くなった!
私が感じていた問題2つは無事解決されました!
生理の始まる時期や期間について
時期に関しては、最近は少しずれてきています。
- ~1年半くらい:ピルをお休みした日~2日後までに生理が来る(1か月に1回)
- ~2年くらい:ピルをお休みしてから4~5日後くらいに生理が来る(2か月に1回)
ピルをお休みしている期間に来るというのはそのままなのですが、多少日付のずれはでています。
しかし、1週間の間に来るとわかっているためとってもスケジュールが立てやすくなりました!!
生理の期間・量・痛みについて
この期間と量に関してですが、かなり楽になりました。
- 期間:3日間~5日間
- 量:1日通してナプキン1枚で足りるくらい
服用前は、1週間以上続くときもあったため、この短期間で終わることに感動しています!
また、量もかなり少なく、トイレの頻度などは全く気にしないようになりました。
生理痛に関しては、もともと少ないほうでしたが、ほぼ無くなりました!
たまーに腰がちょっと痛い?かな?くらいです。
総じて、生理に対する不安やストレスがかなり少なくなりました。
生理のストレスが少ないことで、これほど余裕が生まれるのかと驚いています。
実際に服用して感じたデメリット
いいところがほとんどではありますが、服用してこれはちょっとめんどくさいかな~と思ったことなどをご紹介しておきます。
- 病院にて購入の場合2か月に1回通院が必要
- 飲み忘れると通常に戻った?
- 生理前や期間中のイライラ・眠気はあまり変化なし
こまめな通院が必要
通院に関しては、1回で2シートの処方だったため、2か月に1回の通院をしていました。
オンライン診断などを活用すれば、通院せずとも診断&購入をする手段はあります。
ただ私は心配性のため、めんどくさいとは思いますが、毎回ちゃんと診察していただくのはいいことかなと思っています。
飲み忘れると通常に戻った?
これは私だけかもしれません。。。
ピルの飲み方として、忘れたとしても気づいたときに飲めばよいとありますが、
私の場合、気づいたときに飲んでそのあと通常通り飲んでみたところ、その月の生理周期がずれたり、量が元に戻ったりしたことがありました。
ただこれは他の要因などもあるかもしれませんので、なんとも言えませんが・・・
とりあえず忘れないよう毎日夜10時にスマホのリマインダーをセットしています。
生理前や期間中のイライラ・眠気に変化なし
生理痛には聞いたのですが、イライラ・眠気は特に変化がないように感じています。
特に眠気とは、毎月戦っています・・・
まあこれもほかの色んな要因が重なってというパターンもありますが、約2年経過を見たところ、この2点は毎回あるように思います。
生理に関する症状には、私の周りのピルを服用している友達をみても、かなり差があるように思います。
相変わらず頭痛はするとか、量は変わらないとか、人によって、この改善度合いはまちまちなようです。
プチ情報
使っていくなかで知った情報2つご紹介します。
- 処方シート数:MAX3シートまで
- 月曜日から飲み始めると平日に生理期間を合わすことができる
処方シート数ですが、基本は2シートです。
ただ事情により相談をすればMAX3シートまでは一気に処方できるそうです。
オンラインであれば、定期購入できるところもあるみたいです。
また、初めてピルを飲み始める時期は基本生理1~5日目ですが、私はその中でも”月曜日”から飲み始めました。
土日に予定をいれることが多いため、そうすることで平日に生理が来るように調整できました。
ただし、飲みはじめについては、基本お医者さんにご相談してくださいね。
よくある質問
最後に、よくある質問について、私なりの見解および、お医者に診察していただいたときの回答をご紹介します。
あくまで私が聞いた話ですので、実際には、いろんな疑問・質問はお医者にご相談ください。
飲み続けていると妊娠しずらくなる?
A.そんなことはありません。
服用を中止すると、通常の状態に戻るそうです。
逆に言えば、きちんと服用をしていないと、避妊の効果は発揮されないため、注意が必要です。
生理の回数や量が極端に減ったが問題ない?
A.減り方によるが、2か月に1回、3日間ほどであれば問題ない。
あまりにも長い期間生理がこないといった状態でなければ、少ないことでの心配はないそうです。
できれば毎回診察の際に、状況を報告し、確認することをオススメします。
副作用はひどくない?
A.私は全くなかったです。
これといった副作用は出ませんでした。
お医者さんからは、痛み止めで使用する市販の薬のほうが、副作用の出る確率が高いと言われたこともあります。
ただし、最初からピルの服用に向かないかたもいらっしゃるようですので、しっかり相談したうえで、服用を判断していただければと思います。
最後に
最後になりますが、私はピルを服用して本当によかったなと思います。
生理に振り回されない生活は、思っている以上に快適でした。
きちんと服用すること、そして定期的に診察して異常がないことを確認することを徹底すれば、より自分自身で生活をコントロールすることができます。
まだピル=避妊というイメージが強く、生理と向き合うために服用するという人は少ないかもしれませんが、私はピルを服用し始めてとにかく”楽”になりました。
人によってはピルを服用するのに向かない方もいらっしゃると思いますので、一概におすすめするわけではないですが、生活の質を上げる1つの選択肢としてピルを服用することを検討されてもいいのではないかと思います。
少しでも皆さんのお役にたてますように。
ちょぼ